メダカチャレンジの軌跡 高級メダカの繁殖 プロがしている色揚げ聞いてみた。 

1. 初めの一歩

メダカの繁殖に挑戦するきっかけは、「私にもできる繁殖可能な生き物…」と考えていた時、偶然出会った美しいメダカでした。オークションで「琥珀三色透明鱗」の有精卵を20個+αをたった1,000円で購入。期待に胸を膨らませ育てたところ、16匹が元気に成長しました。

10年前に繁殖していた子たち、今では当たり前の改良メダカ種類が増えすぎて。。。。。

2. 美しさを引き出す飼育の工夫

ただ育てるだけではなく、より美しい発色を追求。

  • 選別育種:きれいな体色の個体を選び、優れた遺伝子を持つメダカの卵を分けながら育成
  • 餌の工夫:発色を促進する専用の餌を使用
  • 飼育環境の改善:黒い容器で管理し、より鮮やかな発色を実現 こうした工夫の結果、「オークションで販売できるレベルに!」という確信を持つことができました。
  • 容器がたくさん必要になり、発砲スチロールに、園芸用の黒のシートをひいて容器として使用していた。
  • 栄養満点のミジンコを田んぼですくってきて繁殖して餌にしていた。
  • 棚を木材や、塩ビパイプで作っていた。

3. メダカ繁殖の成果

1,000円で購入した卵を販売し、20個の卵セットもオークションで販売開始。

  • 販売価格:1,000円~2,000円
  • 売上:1年間で60,000円以上 友人も購入してくれ、メダカの繁殖チャレンジは成功を収めました。発送時は、メダカの卵をお弁当用ソース容器にメチレンブルーを入れてメール便で発送。

4. 増殖と突然の転機

順調に増え続けるメダカの種類と人気。しかし、ある日思わぬ悲劇が…。 猫なのか、たぬきなのか、イタチなのか…。自然界の捕食者によって、せっかくのメダカたちが全滅。これが繁殖チャレンジの一つの転機となりました。

5. 一旦の幕引きと新たな挑戦

この経験から、一度メダカ繁殖を終了する決断をしました。しかし、成功と失敗は紙一重。趣味の世界では、どんなに工夫を重ねても自然との共存には予測不能な課題がつきまといます。このチャレンジは、趣味を超えた挑戦の喜びと、予期せぬ結末を受け入れる大切さを学ぶ機会となりました。

メダカの卵孵化までの飼育方法

基本的な水質管理

  • 水道水を使用(カルキ抜き不要)
  • 水温管理:22℃~30℃(管理しやすい温度は約26℃)

孵化日数の目安

  • 計算式:水温 × 日数 = 250℃日
  • :水温が25度なら10日で孵化

孵化の環境作り

  1. プラケースに水道水を入れる
  2. メチレンブルー水溶液を極少量加える
  3. 卵を入れ、メチレンブルーでカビ防止
  4. エアレーションはNG(水流が孵化に悪影響)

孵化後の飼育

  • 水温管理:20℃以下で成長が遅くなるため冬場は屋内飼育
  • 餌の与え方:孵化後2~3日経過したら1日2~4回少量ずつ
  • 餌の種類:稚魚用の粉末餌、ブラインシュリンプ

メダカの卵と一緒に配布していた添付資料
孵化までの飼育方法

基本的に使用する水は、水道水が安全です。(カルキぬきはしない)
理由/雑菌が少ない。
水温22℃~30℃
26℃位が管理しやすいです。
孵化日数の目安
水温 × 日数 = 250℃日
水温が25度なら10日で孵化する感じです。
 
100円ショップなどで売られているプラケース(小/18cm×10cm)に水道水を2cm~3cm(水位)程度入れ、メチレンブルー水溶液を極少量(お送りした容器の水の色を参考に)をいれ、その中に容器に入っている水ごと卵を入れてください。
メチレンブルーは熱帯魚店やホームセンターのペットコーナー等で購入できます。
サカマキガイ等を入れておくと卵を舐めてくれるので水カビが生えにくい様です。
飼育水は卵が孵化するまで出来るだけ毎日全交換し、水カビが生えた卵や水色(白色)になったー卵はすぐに取り出してください。
メチレンブルーを入れるのもお忘れなく。。
メダカを飼育する予定の水槽などに水を張り、その中に浮かべる感じで入れておくと急な温度変化も無く、孵化後そのまま入れれるのでお勧めです。
 エアレーションは余分な水流を作り、孵化に悪影響を及ぼすのでNGです。また、水位を深くすると水が傷みやすくなります。室内の場合は蛍光灯の近くや温度上昇が激しい窓辺は避けてください。
寒い時期は、オートヒーターなどで水温が22℃を下回らないように注意してください。
 
孵化後の飼育方法

卵が孵化しましたら、孵化した水に飼育する水をすこしづつ入れ、水あわせを行い稚魚を飼育層に放してください。
出来れば屋外の太陽光が当たる場所での飼育が好ましいです。
餌は孵化後、2、3日経ったら少量づつ1日2~4回ほど与えてください。
与える餌は、稚魚用の粉末餌、ブラインシュリンプ(冷凍のベビーブラインでもOK)が良いです。
稚魚は屋外飼育では冬越しできませんので冬は屋内飼育にて、できればオートヒーターなどで加温してください。
20℃を下回ると成長が極端に遅くなります。

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